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長期優良アクティブ発掘・バランス型-「DCニッセイ ワールドセレクト」、トップクラスの低コスト

 有望なアクティブファンドをピックアップするシリーズの第3回目はバランス型だ。長期保有に適したアクティブファンドを探す上で重要となる、(1)中長期の優れた運用実績、(2)適正なコスト(信託報酬)水準、(3)一定以上の運用規模の3つのポイントを重視し、国内投信を対象にスクリーニング(※)を行った。

バランス型のスクリーニングの結果、過去10年間(年率)のトータルリターンランキング第1位となったのは「DCニッセイ ワールドセレクトF(株式重視)」で、7.87%となった。モーニングスターカテゴリー「バランス」内113本中第17位で、カテゴリー内の%ランクは上位16%。

長期で良好なパフォーマンスの背景にあるのが低コストだ。信託報酬等(税込)は0.15%で、モーニングスター・フィーレベルは5段階で最も低コストの「安い」。バランス型ファンドの中ではトップクラスの低コストとなる。

投信協会の分類上はアクティブファンドとなるが、投資先は国内外の株式・債券4資産のインデックスファンドに分散投資するシンプルなポートフォリオで、それにより低コストを実現している。「安定型」「債券重視型」「標準型」「株式重視型」の4コースで構成されるシリーズの一つ。「株式重視型」の基本配分比率は国内株式が40%、国内債券が15%、外国株式が30%、外国債券が10%、短期金融資産が5%と、株式・債券いずれも国内の比率が高い点が特徴だ。

設定は03年と長期の運用実績を有する。過去10年間の暦年リターンの中ではアベノミクス相場による株高が加速した13年が最も良好で、リターンは39.22%と、カテゴリー平均を8.58%上回った。また、運用開始から3年未満の「安定型」を除くシリーズ3コースいずれもモーニングスターレーティングは6月末時点で4ツ星と、リスクを考慮したリターンで見ても優れている。

なお、名称に「DC」とあるものの、確定拠出年金だけでなくSBI証券や楽天証券などのネット証券も含む複数の販売会社で購入可能だ。

その他、ランキングでは第2位が「MHAM トリニティオープン(毎月)」(10年リターン:7.05%)、第3位が「財産四分法ファンド(毎月決算型)」(同7.03%)、第4位が「フィデリティ・世界分散・ファンド(債券)」(同6.98%)、第5位が「フィデリティ・世界3資産・F(毎月決算型)」(同6.98%)となった。

※スクリーニング条件は以下の通り(6月末基準)
・国内公募追加型株式投信のうちアクティブファンド(通貨選択型除く)
・純資産残高50億円以上
・各資産内でアクティブとパッシブ別に信託報酬の水準をランクしたモーニングスター・フィーレベルが5段階で最も低コストの「安い」または次いで低コストの「平均より安い」
・10年トータルリターンがカテゴリー内で上位25%以内