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長期優良アクティブ発掘・債券型-「みずほ USハイイールド」、コロナ下で光る下落耐性

 長期保有に適したアクティブファンドを探す上で重要となるのが、(1)中長期の優れた運用実績、(2)適正なコスト(信託報酬)水準、(3)一定以上の運用規模の3つのポイントだ。有望なアクティブファンドをピックアップするシリーズ「長期優良アクティブ発掘」の第5回目(最終回)は債券型だ。3つのポイントを条件として、国内投信を対象にスクリーニング(※)を行った。

国内・国際債券型のスクリーニングの結果、過去10年間(年率)のトータルリターンランキング第1位となったのは「みずほ USハイイールドB(H無)」で、7.65%となった。モーニングスターカテゴリー「国際債券・ハイイールド債(為替ヘッジなし)」内では77本中第9位(カテゴリー内上位12%)。

過去のパフォーマンスを見ると、下落局面で特に強みを発揮している。暦年では19年までの過去5年間のうちカテゴリー平均が10%以上下落した15年、18年にそれぞれ同平均を7.42%、3.18%上回っており、相対パフォーマンスが特に良好だった。直近でも、20年の年初来(6月末時点)ではカテゴリー平均が13%以上下落する中、同平均を6.28%上回り、下落耐性を見せている。

設定は04年6月と、長期の運用実績を有する。アセットマネジメントOneが10年以上の実績がありパフォーマンスが相対的に良好なファンドを厳選した「ロングセラーシリーズ」の一つ。実質的な運用は米国の独立系運用会社で、米国ハイイールド債の運用において40年以上の経験があるロード・アベット社が行う。

ポートフォリオの平均利回りはコロナショックを受けて3月末に9.10%まで急上昇(債券価格は下落)した。FRB(米連邦準備制度理事会)によるハイイールド債の支援策を受けて利回りは低下したものの、6月末時点で6.58%と、依然として昨年末時点の5.42%に比べ高い。

5月に発表した今後の運用方針では、「強力なバランスシートと実績ある経営者を持ち、業務展開の柔軟性を持つ企業への投資に焦点を当てている」とコメント。セクターや業種に応じてコロナ下の環境変化を考慮した銘柄選定が重要になるとしている。

その他、トータルリターンランキングでは第2位が「GS 新成長国債券ファンド」(10年リターン:7.23%)、第3位が「ピムコ・ハイイールド・ファンドA(H無)」(同7.11%)、第4位が「ピムコ・エマージング・ボンドA(H無)」(同6.32%)、第5位が「三菱UFJ グローバル・ボンド(毎月決算型)」(同6.23%)となった。

※スクリーニング条件は以下の通り(6月末基準)
・国内公募追加型株式投信のうちアクティブファンド(通貨選択型除く)
・純資産残高50億円以上
・各資産内でアクティブとパッシブ別に信託報酬の水準をランクしたモーニングスター・フィーレベルが5段階で最も低コストの「安い」または次いで低コストの「平均より安い」
・10年トータルリターンがカテゴリー内で上位25%以内